中学生になってスマホを持たせると、悩むのが使い方のルールです。
「1日何時間までにすればいい?」
「みんなの家はどんなルールにしているの?」
「決めたルールを守ってくれない…」
この記事では、中学生のスマホのルールの決め方を、利用時間のデータやルールの例とあわせて紹介します。
親子で書きこめる「スマホの約束シート」も無料で印刷できます。
この記事でわかること
・中学生のスマホ・ネットの平均利用時間
・ほかの家庭はどんなルールにしている?
・時間・場所・SNS・課金のルール例
・ルールを守らないときの対処法
・印刷して使える「スマホの約束シート」
中学生のスマホ・ネットの利用時間は平均どれくらい?
こども家庭庁の「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、中学生の平日のインターネット利用時間は約5時間2分でした。
これは、スマホだけでなく、ゲーム機や学習用のタブレットなどもふくめた時間です。
また、大分県が2025年度に行った調査では、次のような結果が出ています。
| 項目 | 中学生 | 高校生 |
|---|---|---|
| 自分専用のスマホを持っている | 80.1% | 99.3% |
| 平日のネット利用が2時間以上 | 60.4% | 61.2% |
同じ調査で、家庭でネット利用のルールを決めていると答えた保護者は81.9%でした。
多くの家庭が、何らかのルールを決めていることがわかります。
スマホのルールは「親子で一緒に」決めるのがコツ
親が一方的に決めたルールは、守られにくくなりがちです。
ルールを決めるときは、次のポイントを意識してみてください。
| ポイント | 具体的には |
|---|---|
| 子どもの意見も聞く | 「何時までなら守れそう?」と一緒に考える |
| 理由を伝える | 「睡眠時間を守るため」など目的を共有する |
| 紙に書いて貼る | 約束を「見える化」すると忘れにくい |
| 守れなかったときのことも決める | あとからもめるのを防げる |
| 見直す日を決める | 学年や生活に合わせてルールを更新する |
中学生のスマホのルール例
① 時間のルール
| ルール | 例 |
|---|---|
| 1日の利用時間 | 平日1〜2時間、休日2〜3時間など |
| 使っていい時間帯 | 夜は21時まで・22時までなど |
| テスト期間 | テスト前1週間は短くする・預けるなど |
時間を決めるときは、睡眠時間や勉強時間から逆算するのがおすすめです。
② 場所のルール
| ルール | 例 |
|---|---|
| 夜の充電場所 | リビングで充電して、寝室には持ちこまない |
| 使ってはいけない場面 | 食事中・勉強中・歩きながら・自転車に乗りながら |
特に「夜はリビングで充電する」は、寝る前のスマホを防げるので、多くの家庭で取り入れられています。
③ SNS・ネットのルール
- 知らない人とつながらない・会わない
- 自分や友だちの写真、名前、学校名をのせない
- 人を傷つける言葉を書かない
- 困ったこと・こわいことがあったら、すぐ家族に話す
④ お金のルール
- ゲームの課金やネットの買い物は、必ず家族に相談してから
- 1か月に使っていい金額を決めておく
⑤ フィルタリング・機能制限
携帯電話会社のフィルタリングサービスや、スマホの機能(iPhoneの「スクリーンタイム」、Androidの「ファミリーリンク」など)を使うと、利用時間やアプリを制限できます。
ルールと機能を組み合わせると、子どもも親も「言った・言わない」で悩まずにすみます。
【無料】印刷して使える「スマホの約束シート」
親子で話し合いながら書きこめる、A4サイズの約束シートを用意しました。
書いたら、冷蔵庫やリビングなど見えるところに貼っておきましょう。

ご家庭で自由にお使いいただけます。再配布や販売はご遠慮ください。
スマホのルールを守らないときの対処法
| 対処法 | ポイント |
|---|---|
| 理由を聞く | 「なぜ守れなかったか」を責めずに聞く |
| ルールを見直す | 守れないルールは、現実的な内容に調整する |
| 事前に決めた約束を実行する | 感情的にならず、決めておいたとおりに |
| 親もルールを守る | 食事中は親もスマホを見ないなど |
いきなりスマホを取り上げるのは最後の手段にしましょう。
友だちとの連絡が取れなくなるなど、子どもが強く反発する原因になります。
リビング充電や「スマホを置く時間」を作るグッズ
ルールを守りやすくするには、スマホを手放す仕組みを作るのも効果的です。
家族みんなのスマホを、リビングでまとめて充電できる充電ステーションです。
「夜はここに置く」と決めておくと、自然とルールが習慣になります。
- 最大8台を同時に充電
- 家族の充電場所を1か所にまとめられる
- リビング充電のルールにぴったり
\ 「夜はここ」と決めるだけで、寝室にスマホを持ちこまない /
時間を設定すると、その時間がたつまでふたが開かなくなるボックスです。
テスト勉強の時間など、子ども自身が「集中したい」ときにも使えます。
- タイマーで開かなくなる
- 勉強や睡眠の時間を守りやすい
- 親子でゲーム感覚で使える
\ テスト前の「あと1時間だけ集中」を、そっと助けてくれる /
スマホのアラームを使っていると、ついベッドにスマホを持ちこみがちです。
目覚まし時計を用意すれば、「寝室にスマホを持ちこまない」ルールが守りやすくなります。
- 大きめの数字で見やすい
- スヌーズつき
- カラーが選べる
\ スマホのアラームを卒業して、寝室からスマホをなくす /
よくある質問
Q.中学生のLINEを親がチェックしてもいい?
こっそり見るのはおすすめしません。
見る場合は、「困ったことがあったときは一緒に確認する」など、事前に子どもと約束しておくのがよいでしょう。
Q.LINEは何時までにすればいい?
家庭によりますが、夜21時〜22時までとする家庭が多いようです。
友だちにも「夜○時以降は返信できない」と伝えておくと、子どもも気がラクになります。
Q.ルールはいつ見直せばいい?
学年が上がるとき、テストの前後、部活や塾が始まるときなど、生活が変わるタイミングがおすすめです。
まとめ
- 中学生の平日のネット利用は平均約5時間(こども家庭庁 令和6年度調査)
- ルールは親子で一緒に決めて、紙に書いて貼る
- 時間・場所・SNS・お金のルールを決めておく
- 守れないときは取り上げる前に、理由を聞いてルールを見直す
- リビング充電など、手放す仕組みを作るのも効果的
スマホのルールは、一度決めたら終わりではありません。
子どもの成長に合わせて、親子で話し合いながら育てていってくださいね。
参考にした情報
- こども家庭庁「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」
- 大分県「令和7年度 青少年のネット利用実態調査」

