高校生になると、行動範囲が広がって、お金を使う場面もぐっと増えますよね。
「高校生のお小遣いって、みんないくらなの?」
「月3,000円は少ない?5,000円で足りる?」
「昼食代やスマホ代は、お小遣いに含めるべき?」
この記事では、公的な調査データをもとに、高校生のお小遣いの平均と、金額の決め方をわかりやすくまとめました。
先に結論
・高校1年生のお小遣いは平均4,787円、いちばん多いのは5,000円
・お小遣いをもらっている高校生は約9割
・金額は「何をお小遣いから払うか」で決めるのがコツ
高校生のお小遣いの平均は月4,787円
金融広報中央委員会の「15歳のお金とくらしに関する知識・行動調査2023年」では、全国の高校1年生3,000人に、お小遣いについて聞いています。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| お小遣いをもらっている | 89.5% |
| 月額の平均 | 4,787円 |
| 月額の中央値 | 5,000円 |
| いちばん多い金額(最頻値) | 5,000円 |
平均は4,787円ですが、中央値・最頻値はどちらも5,000円です。
つまり、「月5,000円」がいちばん一般的な金額といえます。
小学生・中学生・高校生の比較
同じ金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査」(2015年度)では、学年ごとの平均は次のとおりでした。
| 学校 | お小遣いの平均(月額) |
|---|---|
| 小学生 | 984円 |
| 中学生 | 2,536円 |
| 高校生 | 5,114円 |
高校生になると、中学生のころの約2倍になっていることがわかります。
お小遣いのもらい方
| もらい方 | 割合 |
|---|---|
| 定期的に、決まった金額をもらう | 61.2% |
| 必要なときに、そのつどもらう | 25.9% |
| お手伝いなどをしてもらう | 2.3% |
約6割の高校生が、毎月決まった金額をもらっています。
決まった金額の中でやりくりすることは、お金の管理を学ぶよい練習になります。
お小遣いの金額は「何を払うか」で決めよう
同じ5,000円でも、何をお小遣いから払うかによって、足りる・足りないが大きく変わります。
| 使いみち | よくある考え方 |
|---|---|
| お菓子・飲み物 | お小遣いに含めることが多い |
| 友だちと遊ぶお金 | お小遣いに含めることが多い |
| 服・化粧品 | 家庭によって分かれる |
| 昼食代(学食・購買) | 別に渡す家庭が多い |
| スマホ代 | 親が払う家庭が多い |
| 参考書・文房具 | 必要なときに別に渡す家庭が多い |
| 通学の交通費 | 定期券など、親が払うのが一般的 |
まずは「お小遣いから払うもの」と「親が払うもの」を親子で決めることから始めましょう。
金額別のめやす
| 月額 | こんな家庭に |
|---|---|
| 3,000円 | お菓子・飲み物など、ちょっとした出費だけ |
| 5,000円 | 友だちと遊ぶお金もふくめて、いちばん一般的 |
| 10,000円 | 服や化粧品、交際費もふくめて自分でやりくり |
「3,000円は少ない?」と心配になるかもしれませんが、
昼食代や服を別に渡しているなら、3,000円でも十分なこともあります。
バイトをしている高校生のお小遣いは?
アルバイトをしている高校生の場合、
お小遣いを減らす・なくす家庭もあります。
| 考え方 | ルールの例 |
|---|---|
| お小遣いをなくす | バイト代で自分のものはすべて払う |
| お小遣いを減らす | 学校生活に必要なものだけ親が出す |
| お小遣いはそのまま | バイト代は貯金や大きな買い物にあてる |
バイト代の使い方を一緒に決めておくと、「全部使ってしまった」を防げます。
また、年収が増えると扶養の問題も出てくるので注意しましょう。
お小遣いで、お金の管理力を育てよう
同じ調査で、お小遣いをもらっている高校1年生の使い方は次のようになっていました。
| お小遣いの使い方 | 割合 |
|---|---|
| 特に計画はなく、必要な時に使い、余れば貯金する | 51.4% |
| 特に計画なく使い、毎月ほぼ使い切る | 14.5% |
| 特に計画なく使い、不足することがある | 12.2% |
| 計画的に使い、毎月ほぼ使い切る | 10.2% |
| 毎月貯金額を決め、残りを使う | 9.5% |
「特に計画はなく」が多いので、高校生のうちに予算を立てる練習をしておくと安心です。
- お小遣い帳やスマホの家計簿アプリで記録する
- 「毎月○円は貯金」と先に決めておく
- 欲しいものがあるときは、何か月で貯まるか計算する
アメリカの高校で使われている金融教育の内容を、日本の読者向けにまとめた本です。
お小遣いやバイト代の使い方を考えるきっかけに、親子で読むのもおすすめです。
- お金の基本を高校生向けにわかりやすく解説
- 貯金・クレジットカードなどの基礎がわかる
- 親が読んでも学びがある
\ 「お金のこと、ちゃんと話したい」と思ったときの1冊 /
よくある質問
Q.高校生のお小遣い3,000円は少なすぎる?
昼食代や服などを別に渡しているなら、少なすぎることはありません。
友だちと遊ぶお金もお小遣いから出す場合は、足りなくなることがあるので、使いみちを一緒に確認してみましょう。
Q.高校生のお小遣い1万円は多い?
服や交際費など、自分で払うものが多いなら、1万円でもおかしくありません。
金額よりも、「何をお小遣いから払うか」を決めておくことが大切です。
Q.スマホ代は子どもに払わせるべき?
親が払う家庭が多いですが、アルバイトをしている高校生には一部を負担してもらう家庭もあります。
家計の状況や、子どもの収入に合わせて話し合いましょう。
まとめ
- 高校1年生のお小遣いは平均4,787円、最も多いのは5,000円
- お小遣いをもらっている高校生は約9割
- 金額は何をお小遣いから払うかで決める
- バイトをしている場合は、お小遣いとバイト代の使い方をセットで考える
- お小遣いはお金の管理を学ぶ練習の場
お小遣いの金額に「正解」はありません。
家庭の考え方に合わせて、子どもと一緒にルールを決めてみてくださいね。
参考にした情報
- 金融広報中央委員会「15歳のお金とくらしに関する知識・行動調査2023年」
- 金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」

